旅行割を利用して二泊三日で小豆島を観光してきました。小豆島は瀬戸内海で2番目に大きい島で香川県に属し、人口は約2万7000人(2019年現在)です。(2022.11/21~23)
一日目・・・自宅を6時過ぎに出発し、JR西日本で姫路に移動しました。姫路駅から姫路港行きの路線バスに乗り、フェリーで小豆島の福田港に向かいました。小豆島行きのフェリーは①高松~土庄港(とのしょうこう)②高松~池田港③高松~草壁港④岡山~土庄港⑤岡山・日生~大部港⑥姫路~福田港⑦神戸~坂手港とかなりのフェリー航路があります。私の乗ったフェリーは約1時間40分で福田港に着きました。小豆島は小豆島町と土庄町の二つの町からなりますが、島の玄関口であり多くの商業施設や県出先機関が所在する土庄町に向かいました。まずは今夜の宿に手荷物を預け、ロマンティックな噂のある不思議な場所、南側にある小さな島を弁天島といい、そこから砂浜でつながった4つの島へは1日2回の引き潮の時だけ現れる砂浜の道が「エンジェルロード」と呼ばれています。この道を手をつないだカップルが渡ると幸せになれると口コミで伝わり、この日も多くのカップルが渡っていました。あいにく逆光のため、写真を撮るなら午前中がいいかもしれません。潮見表も参考あれ!その後、平成8年1月、世界で1番狭い海峡としてギネスブック認定を受けた、土渕海峡に行きました。小豆島本島(渕崎)と前島(土庄)の間を流れる全長2.5Kmの海峡です。1番狭い所は、幅9.93mしかありません。読み方は「どふちかいきょう」です。この近くに土庄町役場があり、観光課では「世界一狭い海峡横断証明書」を有料ですが発行しています。この日Googleマップを参考に約10Kmのウォーキングがてらの観光でした。
二日目・・・今日は小豆島交通(株)の島巡り観光バスを予約したため、土庄港観光センターからの出発になります。バスは満員御礼でした。まずは自然動物園「銚子渓 お猿の国」から観光スタートです。寒霞渓に通じるスカイラインの入口にあたる銚子渓の渓谷に餌付けされた500匹あまりの野生の日本サル(県指定天然記念物)が生息しています。また園内には孔雀も飼育されていました。事前に注意事項が伝えられ、おサルさんを刺激しないように、粛々と見て回るだけでした。次は寒霞渓です。大分県の耶馬渓、群馬県の妙義山、そしてここの寒霞渓が日本三大渓谷美と言われています。およそ1300万年前の火山活動によってできた安山岩、集塊岩などの岩石が長い年月の地殻変動や浸食により、奇岩怪石の絶景をつくりあげました。紅雲亭のバス停から頂上までロープウエイがあり5分間のまるで空中散歩のような眺望です。この時期紅葉でも有名で、紅葉真っ盛りでした。頂上にはたくさんのフードコートがあります。また寒霞渓山頂の展望台には幸せ祈願のかわら投げが楽しめます。前方の輪に向けてかわらを投げて輪を通ると願いが叶うと言われています。でも私は5分くらい次々投げるのを見ていましたが、誰も通過した人はいませんでした。(笑)そして私が一番行って見たかった、二十四の瞳映画村です。「二十四の瞳 」小説の舞台は、冒頭で「瀬戸内海べりの一寒村」とされ、一切、舞台の具体的な地名は出てきませんでしたが、原作者である壷井栄の故郷が香川県小豆島であることから、物語の舞台を「小豆島」と設定し、これ以降の映画化作品は同様に小豆島を舞台としたため、『二十四の瞳』の原作には出てきませんが、「小豆島」の2つが結びついて広く認識されるようになりました。 ものがたりのあらすじは、岬の分校に大石久子先生が赴任し、12人の生徒を教えることになります。その後かつての教え子たちが18年ぶりに歓迎会を開き大石久子先生と再会を果たしますが、そのうち5人は戦争や病気で命を落し、集まったのは7人でした。戦争はこんな地方の寒村にまで大きな傷跡を残し、原作者の壷井栄は戦争は不幸しかもたらさないと、平和の願いをこめて「二十四の瞳」を書いたと思われます。映画村には、壷井栄の文学館もありました。その他ロケ用オープンセットが数々ありました。汐江海岸を望む展望台には「二十四の瞳映画村」の木製看板があり、撮影スポットになっていました。
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